2020年皐月賞は3強(コントレイル・サトノフラッグ・サリオス)のオッズが単勝1倍台でその他は10倍以降になっている状況です。
確かに、3強は強いですが、そのまま1、2、3着を独占するかは、過去の歴史から考えてもあり得ないでしょう。中山芝2000mは小回り適正も問われますし、G1ということもあり、前走までのトライアルとは異なるペースになりやすいためです。
また、今回は中山最終週かつ前日大雨で荒れている馬場。今日の中山大障害をみましたが、バケツをひっくり返したような馬場でした。明日も良馬場までは回復しないことが予想されます。
荒馬場を得意、中山適正あり、重馬場適正ありのパワー型の馬なら逆転の余地があるはずです。
逆に東京コースなどでスピード決着が得意な馬、上がり勝負の馬はきついかと考えます。
展開
展開は例年通り道中緩まない競馬になると予想します。
前走、逃げ粘って初芝で2着に好走したキメラヴェリテが逃げるでしょう。
キメラヴェリテは末脚の切れる馬ではないので、大逃げではないにしても引っ張る展開にはなると思います。
ミドルからハイペースで流れると見ています。
予想
本命はヴェルトライゼンデです。
前走のスプリングステークスはスローの展開でガロアクリークに差し切られての2着、暮れのホープフルステークスは平均ペースの展開の中、好位追走で勝馬のコントレイルと同じ35.8秒という上がりタイムでまとめ、2着でした。
前日のオッズは11倍程度とあまり人気していませんが、ハイペース、稍重以上の上がりのかかる馬場、前2走から中山適正も十分なヴェルトライゼンデは、かなり有力な一頭と見ています。
馬体重も490kg程度と、パワーも十分。連続2着の鬱憤を晴らす激走に期待です。
サトノフラッグは、2番手評価です。
前走弥生賞では、ホープフルステークス3着のワーケアに1馬身3/4差つけての快勝。
前走は重馬場で快勝しているので、重馬場適正も評価できます。
世代トップクラスの実績かつ、重馬場適正も保証されているので、2番手評価とします。
コントレイルは良馬場であれば、最も評価できる戦績の馬で、東京スポーツ杯は圧勝。ホープフルステークスもヴェルトライゼンデに1馬身1/2の完勝で、世代の中でも最上位の実績を持つ馬。
良馬場では、もっと評価されても良い戦績ですが、
近親から見ても距離は短い方が良いと思いますし、タフな重馬場の中山2000mで同じ能力を発揮できるかは未知です。能力は間違いなくトップですが、今回の中山の舞台は評価を下げたいです。
穴馬はビターエンダーを推します。
オルフェーヴル産駒の中山小回り適正は高いと思いますし、馬場が渋るのもプラス。先行して、3着以内に粘りこむならこの馬かと思います。
大穴でタフな展開が得意そうなキメラヴェリテの逃げ残りを狙います。
人気のサリオス、クリスタルブラックはこの舞台は微妙とみて紐までとしました。
マイラプソディはダービーで買いたい馬(今回はスルー)。ガロアクリークは距離が厳しいとみて、今回は買いません。
印
◎ ヴェルトライゼンデ
○ サトノフラッグ
▲ コントレイル
☆ ビターエンダー
△ ダーリントンホール
△ サリオス
△ クリスタルブラック
△ キメラヴェリテ
買い目
三連複フォーメーションで買います。
一列目はヴェルトライゼンデ、2列目にサトノフラッグとコントレイルとビターエンダー。
三列目にヴェルトライゼンデ以外の馬を買います。

ヴェルトライゼンデの単勝も少し買うと思います。